「基本問題はできるのにテストになると解けない…」「長文を読むのに時間がかかってしまう…」
こういったお悩みを生徒や保護者の方からよく耳にします。
こうしたお悩みを解決するカギは、”活字離れ”の解消にあると考えています。
活字離れってよく聞くけど、そもそも活字って何?って思っている方、自分もこれに当てはまっているけど中々解決できそうにないという方にも詳しく解説していきます。
活字とは、元々は活版印刷に用いる凸型の字型のことを言います。広義では、写真植字の文字盤やデジタルフォントなど、文字を同一の字形で繰り返し表現するものの全般を指します。すなわち、本や雑誌などの紙媒体に印刷されている文字はすべて(おそらく)活字といえます。
つまり、活字離れとは、新聞や書籍など紙に印刷された文字媒体の利用機会が減少することを指します。
近年のスマートフォンや電子書籍の普及などにより、活字離れが進んでいるといわれています。
実際に当教室でも、生徒さんが空き時間に電子書籍を読んでいる姿をよく見かけます。
たとえ電子媒体でも本を読んでいるのなら、学習面でも問題ないのでは?と考える方もいるかもしれません。
確かに電子書籍自体は悪いものではありませんが、読み方によってプラスにもマイナスにもなります。
(メリット) ・手軽に多くの本を読めるので、読書量を維持しやすい。
・活字フォントの拡大や明るさ調整で視認性がよくなる。
・検索・ハイライト・辞書機能があり、効率的な情報整理ができる
(デメリット)・スクロール読みが多く、文章全体の構造を把握しづらい。
・通知や他アプリへの誘惑により、集中が途切れやすい。
・能動的な読書体験(マーカーを引く、栞をはさむなど)が減る
先ほどはメリット、デメリットを説明しましたが、電子書籍も使い方をうまく考えないと、学力面でも悪影響が出てしまいます。
①読解力、語彙力の低下
・活字の文章(論理的な文や説明文)に触れる機会が減ると、文脈を捉える力、抽象的な概念を捉える力が低下します。
・読解力が下がると、国語だけでなく、数学の文章題や理科・社会の記述問題にも影響が出ます。
②集中力・持続力の低下
・SNSや動画など短時間で刺激が得られるコンテンツに慣れると、長文を読む忍耐力が弱まります。
・試験本番でも「問題文を飛ばし読みして誤答する」「設問の条件を見落とす」といったミスが増加します。
③想像力・論理的思考の弱まり
・活字を読む事は、頭の中で物語の情景を再構成したり、因果関係を辿ったりする訓練にもなります。
・こうした習慣が減ると、作文・小論文・面接などで自分の考えを筋道立てて話す力も育ちにくくなります。
先日、5-Daysの生徒を対象に生活習慣に関するアンケートを実施しました。
その中で、成績帯別の読書時間の結果は以下のようになりました。

【調査対象】
・毎日個別塾5-Days・他個別指導塾に通う小学生・中学生・高校生が対象
・約5,000名の生徒のうち、3,584名が回答(回答率約71.6%)
(内訳)小学生 874名、中学生 2,281名、高校生 429名
【調査時期】2025年9月24日〜2025年9月30日
※成績帯について
小学生(学校のテストを対象)
成績帯1 ほとんど100点、成績帯2 ほとんど95点以上、成績帯3 80点〜90点、成績帯4 70点〜80点、成績帯5 ほとんど70点以下
中学生(学校の定期試験を対象)
成績帯1 450点以上、成績帯2 400〜449点、成績帯3 350〜399点、成績帯4 300〜349点、成績帯5 299点以下
高校生(模擬試験の偏差値を対象)
成績帯1 65以上、成績帯2 55〜64、成績帯3 45〜54、成績帯4 35〜44、成績帯5 34以下、成績帯6 わからない
小学生、中学生の場合、成績上位の人は読書時間を長く確保しており、成績下位の人は読書時間がほとんどない(1週間で30分未満)であると分かります。
この結果から、文章を能動的に読むという体験が重要であることが理解できると思います。
紙媒体での読書の重要性について説明して参りましたが、読書を始めるきっかけを掴めない、継続できるか不安という方もいらっしゃると思います。しかし、読書体験を習慣化することは難しいことではありません。ここで、おススメの対策法をいくつか提案いたします。活字離れの解消の一助となれば幸いです。
①電子書籍は「読むきっかけ」に、紙は「理解を深める用途」に
⇒物語や軽い読み物は電子でOK、論理的・試験対策系の文章は紙で読むと効果的
②ながら読みを避ける習慣作り
⇒通知オフ・時間を区切るなど、電子書籍を本として読む環境を整える
③語彙力・論理思考力を補う教材を意識的に使う
⇒新聞の社説要約、評論文の読解、論理国語のテキスト等
ここまで、活字離れの影響やその対策について説明してきましたが、日常生活で学力向上のための習慣を形成するのは難しいと思います。学校や塾で勉強することに意味があるのか分からないという生徒さんもいらっしゃるかもしれません。しかし、目標に向けて努力を継続する習慣は受験だけでなく、社会に出てからも非常に重要になってきます。私自身も社会に出てから学習習慣の重要性を痛感しております。5=Daysでは、日頃の授業やコミュニケーションを通して未来を生き抜く力を育み、理想の自己実現をしてもらうためのサポートを行っています。この投稿を読まれて5-Daysに少しでも興味を持った方、お試しで体験してみたい方、誰でも歓迎しております。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
香川大学法学部出身。 「好きこそ物の上手なれ」という信条のもと、生徒の嫌いな科目を克服してもらえるよう、サポートしている。 自身も趣味で模試や入試の過去問を定期的に解いており、問題を解説する機会を窺っている。 西広島教室は、授業や自習に集中しながら仲間と高め合える環境づくりを進めています。 自習ブースは体験授業期間でも、営業時間内であれば予約なしでご利用可能です。(自習のみのコースもございます。) 学校の授業やテスト等でお悩みの方は、教室まで気軽にお問合せ下さい。