目次
この度、104代目にして初めて女性して「高市早苗」さんが内閣総理大臣に選ばれました。
今までの総理大臣はみんな男性だったのですね。
これを機に、女性の活躍(かつやく)がよりいっそう求められる時代になるかもしれません。
総理大臣は女性初ですが、日本では歴史上活躍した女性が何人かいます。
今回は「源氏物語」とその作者、紫式部(むらさきしきぶ)について解説していきます。
『源氏物語』は平安時代(およそ1000年前)に書かれた、日本の文学史上もっとも有名な物語です。
この物語の作者は紫式部(むらさきしきぶ)という女性であり、彼女の存在は、今でいう「女性活躍」の歴史の中で非常に大切な意味を持っています。
今回はでは、「作者が女性であること」に焦点をあて、平安時代の社会状況や紫式部の活動、その意味について詳しく説明します。
平安時代の日本社会は、男性中心の社会でした。
政治や役所の仕事は主に男性が行い、女性は家庭の中で生活することが多かったのです。
そのため、女性の自由や社会的地位はとても限られていました。
当時の女性は、結婚や家のしきたりに縛(しば)られ、自分の意思で自由に生きることは難しい時代でした。
また、女性が文字を書いたり読んだりできることは限られていて、
貴族の女性でも教養(きょうよう)を持つ人は一部に限られていました。
そのようななかで、女性が社会で何か大きな役割を持つことはとてもまれでした。
そんな時代に紫式部という女性が登場します。
彼女は、宮中(天皇の住まいの近く)の貴族の家で女官として働きながら、自分の考えや感性を文学作品にこめました。
彼女が書いた『源氏物語』は、ただの恋愛物語ではありません。
人の心の動きや、特に女性の複雑な感情や社会での立場を細やかに描写しています。
このような文学作品を女性が書いたことは非常に珍しく、紫式部は平安時代の女性の中でも特別な存在でした。
彼女の活躍は、女性が自分の声を社会に届けることができるという証明でもあります。
当時、政治や経済の分野で女性が表立って活躍することは難しかったですが、
文学や芸術の分野では女性が才能を発揮することができました。
例えば、同じ時代に『枕草子』を書いた清少納言も女性です。
紫式部は、文学を通じて女性の気持ちや考えを表現し、また社会の男性中心の価値観に対してやさしく、しかし確かな視点から問いかけました。
そのため、『源氏物語』は女性の心理や社会のしくみを理解する上で貴重な資料となっています。
このことは、女性が活躍できる場所は限られていても、その中で自分の存在を強く示すことができる、ということを意味しています。
紫式部の『源氏物語』は、平安時代だけでなく、江戸時代や現代にいたるまで多くの人に読まれ続けています。
その影響は文学の枠(わく)を超え、女性の社会的地位向上や女性の声の重要性を考える上での象徴(しょうちょう)となっています。
紫式部の存在は、「女性も社会で活躍し、自分の考えを持ち、表現できる」ということを時代の壁をこえて示しました。
この点で、彼女は日本の女性活躍の歴史における先駆者(せんくしゃ)といえるでしょう。
『源氏物語』には、多くの女性が登場します。
彼女たちはそれぞれ異なる立場や性格で描かれ、ただの添え物ではなく、物語の中で重要な役割を果たしています。
これは、紫式部自身が女性であり、女性の視点や気持ちをよく理解していたからこそできたことです。
男性が書いた作品とは違い、女性の心の細やかな動きや社会的制約に対する思いを表現できたのです。
また、紫式部自身も宮中で女官として働き、当時の貴族社会の中で女性として自分の居場所を見つけていました。
その経験が、作品の深い女性理解につながっています。
現代の私たちは、「女性活躍」という言葉をよく使います。
これは、女性が仕事や社会でより大きな役割を果たし、男性と同じように活躍することを意味しています。
平安時代にはそんな言葉はありませんでしたが、紫式部の活動は、まさに女性活躍の初めの一歩といえます。
彼女は社会の制約の中で、自分の考えや感性を発信し、女性の立場や声を文学という形で示したからです。
つまり、紫式部は時代の壁を乗り越えて、女性が社会で「活躍できる」可能性を開いたのです。
・平安時代は男性中心の社会で、女性の自由はとても限られていた。
・そんな時代に紫式部は女性として初めてと言っていいほどの大作『源氏物語』を書き、文学の世界で大きく活躍した。
・紫式部は女性の視点から女性の心や社会の現実を深く描き、女性の声を社会に届けた。
・彼女の活躍は、後世の女性活躍の歴史の中で重要な位置を占めている。
・紫式部の存在は、女性が社会で自分の意見を持ち、活躍できることを示す先がけである。
このように、紫式部は単なる『源氏物語』の作者ではなく、平安時代の女性活躍の象徴であり、今の私たちの女性の社会進出の原点の一つといえます。
彼女のような女性の存在があったからこそ、時代を超えて女性が社会で活躍できるようになったのです。
福岡東エリア、舞松原教室教室長。 入社5年目。教務能力向上のため2024年に数検準1級を取得。ただいま、1級合格に向けて勉強中!!「元気に分かりやすく」がモットーです。