「せっかく塾に通わせているのに、成績が上がらないどころか下がっている気がする…」
これは、保護者の方からよく寄せられるご相談の一つです。
塾に通えば成績が上がる——多くの人がそう期待しますし、実際に多くの生徒が塾を通じて成果を上げています。
しかし一方で、「塾に行っても意味がなかった」「逆に勉強が嫌いになった」という声もゼロではありません。
果たして「塾に通って成績が下がる」ことは本当にあるのでしょうか?
今回はその実態を掘り下げるとともに、成績向上に必要な3つの重要な条件についても解説します。
まず前提として、「塾に通っても成績が伸びない」と感じてしまう背景には、以下のような複数の要因が複雑に絡み合っています。
「何のために塾に通っているのか」「何点を目指すのか」
そうした“明確な目的意識”が曖昧なまま通塾しているケースは意外と多くあります。
たとえば、周囲が通い始めたから…、なんとなく成績が不安だから…という理由で塾に通い始めた場合、生徒自身の“目的意識”が希薄なままになってしまいがちです。
この状態では、たとえ良いカリキュラムが組まれていても、それを“自分ごと”として取り組むことが難しく、結果的に「通っているけれど成績に結びつかない」と感じてしまいます。
塾では週に数回の授業がありますが、成績を大きく左右するのは“家庭学習”の質です。
塾の時間はあくまでも“きっかけ”や“道筋”を与える場であり、それを活かすためには日々の学習の積み重ねが必要不可欠です。
そのため、塾に任せきりで「家では何もしない」状態が続くと、当然ながら効果は限定的になります。
とくに小学生〜中学1年生の段階で学習習慣が形成されていないと、授業内容が理解できても“身につかない”という状況が生まれがちです。
どんなに優れた塾であっても、すべての子どもに合うわけではありません。
たとえば、以下のようなズレがある場合は、学習効果が薄れてしまうことがあります。
●教材や進度が合わない(難しすぎる or 簡単すぎる)
●指導スタイルが合わない(集団か個別か)
●担当講師との相性が悪い(話しかけづらい、質問しづらい)
特に思春期の生徒にとって、「質問しにくい雰囲気」は大きなストレスになります。
理解不足が蓄積され、モチベーションが下がり、結果的に「塾に行っているのに…」という不満に変わっていきます。
では、塾を“通うだけの場所”で終わらせず、確実に成果に繋げるためには何が必要なのでしょうか。
それには、以下の3つの条件が非常に重要です。
成績を伸ばすうえで大切なのは、“何を目指しているのか”を生徒自身が自覚することです。
たとえば、
●「次の中間テストで英語80点以上を取る」
●「○○高校に推薦で合格する」
●「前回苦手だった理科で平均点を超える」
といったように、具体的な数字や目標をもつことで、日々の学習に「意味」が生まれます。
また、目標に向かって“いつまでに何をするか”を細かく逆算して計画を立てることで、無駄のない学習が可能になります。
塾の授業がある日は頑張れても、家ではなかなか勉強に向かえない…という悩みは多いものです。
だからこそ、塾では「家庭学習の習慣づけ」までサポートしていくことが大切です。
●塾の宿題をいつ・どこで・どのくらいやるか
●何から手をつけてよいか分からない子への“優先順位の付け方”
●勉強の合間にスマホを見てしまう子への“時間の使い方指導”
こうした「勉強のやり方」の指導も含めて塾が伴走できれば、授業時間以外にも学力を伸ばすチャンスが広がります。
やる気が出るとき、継続できるとき、その裏には必ず「この人のために頑張ろう」「この場所なら頑張れる」という気持ちが存在します。
塾における最大のモチベーション源、それは“人”と“空間”です。
●講師が丁寧に話を聞いてくれる
●成績が下がっても見捨てられない
●他の生徒が一生懸命で刺激を受ける
●失敗しても笑われない安心感がある
このような“心理的安全性”のある塾であれば、子どもたちは必ず変わっていきます。
学習効果も伸びやすくなり、「塾に通う意味」を自分で見出すようになります。
最後にお伝えしたいのは、「成績が一時的に下がった」からといって、それが必ずしも“塾が合っていない”とは限らないということです。
勉強内容が難しくなる中学生・高校生では、「頑張り始めたのに一時的に下がる」ということが往々にしてあります。
これは、今までの「分かったつもり」が修正されるタイミングとも言えます。
●解き直しをして“理解の浅さ”に気づいた
●時間をかけて基礎から学び直している途中
●模試の結果が悪くても“本質”は掴めてきている
こうしたケースは、“下がった”のではなく、“これから伸びる前段階”であることが多いのです。
そんなときは、一人で悩まず、ぜひ一度教室にご相談ください。
今の学習スタイルが本当に合っているか、目標設定は適切か、家庭学習の習慣はどうか——。
塾は、ただ授業をするだけの場所ではありません。
一人ひとりの悩みや課題に寄り添いながら、“変化のきっかけ”をともに作っていく存在です。
「塾に通っていても成績が上がらない」
その原因と向き合い、正しい方向に軌道修正すれば、成績は必ず上がります。
まずはお気軽にご相談ください。体験授業やカウンセリングも随時受け付けております。
5-Days横川教室の教室長。歴史の授業に自信があり、楽しくてわかりやすい解説が好評です。「生徒が誰かに勉強を教えられるほど得意になってほしい」を信念に、日々指導に熱を注いでいます。現在ダイエットにも挑戦中で、目標はあと5kg減!勉強も健康も、日々コツコツ積み重ねを大切にしています。