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新学期に差がつく!中学生の勉強習慣
春までに整えておきたい3つのこと
「新学年になったら、心機一転がんばってほしい」
多くの保護者が、そう願っているのではないでしょうか。
実は、新学期や新年度は、勉強を立て直す絶好のタイミングです。子ども自身も「今年は少し頑張ろうかな」「今度こそ成績を上げたい」と、前向きな気持ちになりやすい時期だからです。
ただし、この時期に大切なのは、気合や根性ではありません。
「どれだけ勉強するか」よりも、「どう続けられるか」。
新学期に差がつくかどうかは、春までに勉強の土台を整えられるかで決まります。
今回は、中学生の保護者が春までに意識しておきたい、3つのポイントをご紹介します。
「春休み中にまとめて勉強すればいい」
「新学年が始まってから本気を出せばいい」
こう考えてしまいがちですが、実はこれは大きな落とし穴です。
勉強が苦手な子ほど、「やるときはやる」「時間があるときにやる」という考え方になりがちです。しかし、このやり方では勉強が特別なイベントになり、長続きしません。
大切なのは、毎日少しでも勉強に触れることです。
時間は15分や30分でも構いません。ポイントは「同じ時間帯に、毎日行う」ことです。
たとえば、
• 夕食前の20分
• お風呂の前にワークを1ページ
• 学校の宿題+復習をセットにする
このように、生活の流れの中に勉強を組み込むことで、勉強は「やらなきゃいけないもの」から「当たり前の習慣」に変わっていきます。
保護者ができるサポートは、勉強時間を細かく管理することではありません。「何時から始める?」と一緒に決めて、続いていることを認めてあげる。それだけでも、子どもの継続力は大きく変わります。
勉強の成果は、机に向かっている時間だけで決まるわけではありません。
実は、「勉強を始めるまでの準備」が、やる気を大きく左右します。
たとえば、
• ノートや教科書が見つからない
• 机の上が物であふれている
• どの教材を使えばいいのか分からない
こうした状態では、勉強を始める前にエネルギーを使い果たしてしまいます。
春までに一度、学習環境を見直してみましょう。
ポイントは「完璧に整える」ことではありません。
• 教科ごとにノートや教材を分ける
• 今使っていないものは一旦別の場所へ
• 机の上には「今使うものだけ」を置く
この3つを意識するだけでも、勉強へのハードルはぐっと下がります。
このとき、保護者がすべて片付けてしまうのではなく、「一緒に整える」ことが大切です。「どれが今使う?」と声をかけながら進めることで、子ども自身が学習環境を管理する意識も育ちます。
新学期前は、勉強量を増やすよりも、勉強のやり方を見直すことが重要です。
よくあるのが、
• 問題を解くだけで終わっている
• 間違い直しをしていない
• 分からないまま次に進んでいる
この状態では、いくら時間をかけても成果は出にくくなります。
春までに意識したいのは、「分からない」を放置しないことです。前学年の内容でつまずいている部分があれば、新学期が始まる前に確認しておきましょう。
家庭でできる簡単なチェックとして、
• 「なぜこの答えになるか説明できるか」
• 「同じミスを何度もしていないか」
• 「勉強後に“分かった”と言えているか」
こうした視点で見てみてください。点数だけでなく、「理解の深さ」に目を向けることが大切です。
新学期に差がつくのは、才能やセンスではありません。
春までに、どれだけ勉強が続く土台を整えられたかです。
• 毎日のリズムがあるか
• 勉強を始めやすい環境があるか
• 正しいやり方で取り組めているか
この3つがそろえば、新学年が始まっても勉強が崩れにくくなります。
保護者の役割は、子どもを管理することではなく、「続けやすい環境を整えること」。
新学期が始まってから慌てるのではなく、今のうちに一歩ずつ準備を進めていきましょう。
その積み重ねが、新学期の大きな差につながります。
広島大学文学部で西洋史を専攻。勉強や部活といった生徒の悩みに向き合い、授業のあと長い時間話し込むことも。 無類の読書好きが祟り、土日と休憩時間が読書に消えるのが最近の悩み。