中学2年生の皆さん、こんにちは!
定期テストが近づいてくると、数学の教科書を開くのが少し憂鬱になりませんか?特に今度の範囲である「図形の合同」と「証明」。
「文章を書くのが苦手…」
「どの条件を使えばいいのか見当もつかない」
「そもそも図形が重なっていて、どこを見ればいいかわからない!」
そんな悲鳴が聞こえてくるようです。でも、実は「図形の証明」は、数学の中で最も「暗記と型」で勝負できる単元なんです。計算ミスで点数を落としがちな人ほど、ルールさえ覚えれば確実に得点源にできるチャンス。
今回は、数学が苦手な人でも今日から書けるようになる「合同の見つけ方」と「証明の書き方」を、どこよりもわかりやすく解説します!
合同とは、裏返したり回転させたりしたときに、形も大きさもぴったり重なる図形のこと。
三角形の合同を証明するためには、まず絶対に避けて通れない「三角形の合同条件」という3つのルールを覚える必要があります。これが、図形という戦場で戦うための「武器」になります。
★3組の辺がそれぞれ等しい
★2組の辺とその間の角がそれぞれ等しい
★1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しい
ここで大事なのは、一字一句正確に覚えること。特に「それぞれ等しい」という言葉は、テストで書き忘れると減点対象になる「魔法の言葉」です。必ずセットで覚えましょう。
問題文に「AB=DE」と書いてあれば簡単ですが、そうでない場合は自分で等しい場所を見つける必要があります。そんな時は、次の3つを順番にチェックしてください。
・仮定(問題文をチェック): 「AB=CDとする」など、問題文に答えが書いてあるパターン。
・共通な辺・角: 2つの三角形が重なっている部分は、当然同じ長さ・大きさです。
・対頂角: 2本の直線がバツ印(×)に交わっているとき、向かい合う角は必ず等しくなります。
・平行線のさっ角・同位角: 「平行」という言葉が出てきたら、Zの形(さっ角)を探しましょう。
証明は「作文」ではありません。「パズル」です。
以下の4つのステップに情報を当てはめるだけで、誰でも美しい証明が完成します。
STEP 1:どの三角形について話すか宣言する
まずは「今からこの2つの三角形について比べるよ!」という合図を書きます。
(例)△ ABC と△ DEF において、
STEP 2:等しい理由(根拠)を3つ揃える
図から見つけた「等しいところ」を3つ並べます。書き方は**「理由は? + どこが等しい? + 番号」**の順です。
・仮定より、AB = DE …①
・共通な辺だから、AC = AC …②
・対頂角は等しいから、∠ BAC = ∠ EDF …③
STEP 3:合同条件をズバッと言う
①②③のセットを見て、さっき覚えた3つの武器のうちどれが当てはまるかを選びます。
(例) ①、②、③より、2組の辺とその間の角がそれぞれ等しいから、
STEP 4:結論で締めくくる
最後に「だからこの2つは合同なんだ!」と宣言して終了です。
(例) △ ABC ≡ △ DEF
問題: 右の図において、線分ABとCDの中点をOとする。このとき、△ OAC ≡ △ OBD であることを証明しなさい。
【苦手な人向けの考え方】
中点ということは、AO=BO、CO=DOが言えるな!(仮定)
真ん中でバツ印になってるから、対頂角が等しいぞ!
「2組の辺とその間の角」がいけそうだ!
【解答例】
△ OAC と △ OBD において、
仮定より、
OA = OB …①
OC = OD …②
対頂角は等しいから、
∠ AOC = ∠ BOD …③
①、②、③より、
2組の辺とその間の角がそれぞれ等しいから、
△ OAC ≡ △ OBD
最後に、テストで1点でも多くもぎ取るためのコツを伝授します。
1. 対応する順序に命をかける
△ ABC ≡ △ DEF と書くとき、点Aに対応するのは点D、点Bには点E…と、形を重ねた時に重なる順番で書かなければなりません。
コツは、図に「●」「×」「△」などの印を書き込むこと。同じ印がついた順に名前を並べれば、ミスは激減します。
2. 部分点を狙いにいく
もし証明の途中で詰まってしまっても、STEP 1の「~において、」と、わかっている箇所のSTEP 2まで書けば、部分点がもらえる可能性が高いです。**「白紙は最大の敵」**だと心得ましょう。
3. 福岡県の入試でも必須の知識!
皆さんが将来受ける福岡県の公立高校入試でも、証明問題は記述式で毎年出題されます。中2の今のうちに「型」を身につけておけば、受験生になったときに「あの時やっておいてよかった!」と心から思うはずですよ。
図形の合同証明は、最初こそ難しく見えますが、実は非常にシンプルな「根拠探しのゲーム」です。
★3つの合同条件を完璧に覚える
★「仮定」「共通」「対頂角」を武器に、等しい場所を3つ探す
★4つのステップの「型」に流し込む
まずはこの3つを意識して、教科書の例題を1つ書き写すところから始めてみてください。一度「あ、書けた!」という感覚を掴めれば、数学がどんどん楽しくなってくるはずです。
次回のテスト、皆さんがスラスラと証明を書き進められるよう応援しています!
福岡県福津市にある、毎日個別塾5-Days福間校で教室長をしています。以前、保育士をしていたこともあり、その経験を活かして「とにかく楽しく」「丁寧にわかりやすく」「一人一人に合わせた関わりかたを考える」という3つの目標を掲げて日々取り組んでいます!まずは関わるお子様には5-Daysに通うことを楽しいと思ってもらえるようにしたいです。結果として少しずつで成績にも繋がり、それぞれが自信を持ってもらえるように積極的に関わり続けていければと思います!