小学校から中学校への進学は、子どもにとって大きな転機です。
学習内容はぐっと難しくなり、部活動や人間関係といった新しい環境にも適応しなければなりません。
その中で多くの中学1年生が陥りやすい「落とし穴」があります。保護者や子ども本人がそれを知っておくことで、スムーズに中学校生活をスタートでき、後々の成績や進路にも大きな差がついてきます。
今回は、中1生が特に気をつけるべき5つの落とし穴をご紹介します。
最初の落とし穴は、「勉強の難しさを甘く見てしまうこと」です。
小学校では授業のスピードが比較的ゆっくりで、先生が一人ひとりに声をかけてくれる場面も多くありました。
しかし中学校では、クラス全体に向けて授業が進みます。
特に数学・英語は、最初のつまずきが後の成績に直結する教科です。
・ 英語ではアルファベットやbe動詞の段階で理解が曖昧だと、2年生以降の文法で苦労する
・ 数学では正負の数や方程式でつまずくと、その後の関数・図形にも影響する
「小学校の復習をしていなくても何とかなるだろう」という油断が、最初の大きな落とし穴です。
中学生活で大きな変化といえば「部活動のスタート」です。
入学してすぐに仮入部、本入部と続き、勉強と部活の両立に悩む生徒が非常に多くなります。
特に、
・ 帰宅が遅くなり、宿題や復習の時間が減る
・ 体力的に疲れて勉強に集中できない
・ 部活優先で「勉強はあとでいいや」と考えてしまう
こうした状況は、中1の春から夏にかけて多く見られます。
もちろん部活動は大切な経験ですが、勉強の習慣を失わないことが将来のために何より重要です。
部活が始まったら「短時間でも机に向かう習慣」を保つことが、中学生活を乗り切るカギになります。
小学校では単元テストや確認テストが中心でしたが、中学校に入ると「定期テスト」が始まります。
この定期テストは、成績に直結するだけでなく、将来の高校入試に必要な内申点を決める大きな要素です。
しかし多くの中1生は、最初の定期テストで「こんなに範囲が広いなんて!」と驚きます。
・ 範囲表が配られても、どこから手をつけていいかわからない
・ 前日になってワークやプリントを慌てて仕上げる
・ テスト後に「もっと早くやればよかった」と後悔する
この繰り返しで、成績が下がっていくケースは非常に多いのです。
「定期テストは入試につながる」という意識を持ち、1〜2週間前から計画的に取り組む習慣を早めに身につけることが大切です。
中学に入ると、部活や友人との関わりで生活リズムが一気に変わります。
・ 部活で帰宅が遅くなる
・ スマホやゲームの時間が増える
・ 就寝時間が遅くなり、朝起きられない
こうした生活の乱れは、直接勉強の効率にも影響します。
眠いまま授業を受けても頭に入らず、宿題に時間がかかって悪循環に陥ります。
特に中1の時期に「夜更かしの習慣」がついてしまうと、学年が上がるほど修正が難しくなります。
保護者としても、「就寝時間」と「学習時間の確保」をサポートすることが大切です。
最後の落とし穴は、「わからないことをそのままにしてしまうこと」です。
小学校のときは先生が「ここ大丈夫?」「わかる?」と頻繁に確認してくれましたが、中学校では一斉授業のため、細かくフォローされないことも多いです。
そのため、
・ わからない問題を放置してしまう
・ 宿題で答えを写してごまかす
・ 苦手が積み重なり、自信を失う
という流れになってしまうことがあります。
「自分から質問できる力」や「友達や先生に相談する姿勢」を持つことは、中1のうちにぜひ身につけたい習慣です。
中学1年生が陥りやすい落とし穴は、
1. 勉強を小学校の延長と考えてしまう
2. 部活と勉強の両立が難しくなる
3. 定期テストを軽く見てしまう
4. 生活リズムが乱れやすい
5. わからないことをそのままにする
この5つです。
中学1年生の1年間は、勉強習慣や生活リズムを整えるための「基盤づくり」の時期。
ここでつまずかずにスタートできれば、その後の中学生活や高校受験がぐっと楽になります。
保護者の方は「成績が下がってから焦る」のではなく、早めに落とし穴を知って、声をかけ、習慣を整えるサポートをしてあげましょう。
そして子ども自身も、「今の行動が未来につながる」という意識を持つことが何より大切です。
5-Daysでは、「毎日の学習習慣」を大切にした指導を行っています。一人ひとりに合った個別カリキュラムで、無理なく学びを継続できる環境を整え、子どもたちの頑張りを丁寧に見守り、言葉でしっかりと認める指導を心がけています。
「勉強の習慣をつけさせたい」「やる気を育てたい」――そんな想いをお持ちの保護者の方は、ぜひ一度お近くの5-Daysにご相談ください。学力だけでなく、子どもの内面の成長も、私たちはしっかりサポートします!
前職は学校の教員。その経験を活かして、塾側の視点だけでなく、学校側の視点も持ち合わせているマルチ教室長。勉強だけではなく、学校生活など、その他の相談にも対応できる。