広島県にお住まいの新中学3年生、そして保護者の皆様。
いよいよ「勝負の1年」が始まりますね。広島県の公立高校入試は、数年前の大改革を経て、全国的にも特徴的な仕組みへと変わりました。
特に新中3生にとって、この春休みは「ただの長期休暇」ではありません。なぜなら、広島県の入試において、中3の評定(内申点)は中1・中2の「3倍」の重みがあるからです。
今回は、広島県の入試制度を踏まえ、評定を爆上げして志望校合格を引き寄せるための「春休みの過ごし方」を徹底解説します。
まず、皆さんに知っておいてほしい衝撃の事実があります。広島県の公立高校入試(一次選抜)における調査書(内申点)の計算式です。
● 中1: 9教科 × 5段階 = 45点
● 中2: 9教科 × 5段階 = 45点
● 中3: 9教科 × 5段階 × 3倍 = 135点
見ての通り、中3の成績だけで全体の6割を占めます。つまり、中1・中2で思うような成績が取れなかった人でも、中3の頑張り次第で大逆転が可能なのです。逆に言えば、中3で評定を落とすことは、これまでの貯金を一気に吐き出すことを意味します。
4月の始業式からフルスロットルで動くために、この春休みに仕込んでおくべき戦略をお伝えします。
中3の評定は、5月〜6月に行われる最初の定期テストで決まると言っても過言ではありません。
■数学: 「展開・因数分解」は計算ルールを覚えるだけ。ここを春休みに完璧にしておけば、最初のテストで100点を狙えます。また「何となく」で解くことをやめましょう。同じ問題でも正解したり間違ったりする人は要注意です。
■英語: 「受動態(be動詞+過去分詞)」を予習しましょう。中2の不規則動詞の暗記が怪しい人は、今のうちに総復習を。本当に苦手な方は「英単語」だけは覚えてください。英単語を覚えているのに英語ができない人はいませんし、逆に英語が得意だけど英単語が覚えてない人はいません。
広島の入試では、5教科も副教科も内申点の扱いは同じです。むしろ、当日点がない副教科こそ、評定「5」を死守しなければなりません。
5教科と比べて優先度が落ちてしまい、これといった対策を行うことなくそこそこの成績になってしまうケースがよく見られます。その考えは誤りであり、むしろ公立入試だけを考えると副教科に力を入れるのはタイムパフォーマンスがよいといえます。5教科よりもテスト対策にそこまで時間をかけずとも点数がとれるからです。特に、体育や音楽といった「実技」が求められる教科で苦手意識がある方は、提出物、テストの点数に拘りましょう。
広島県入試のもう一つの柱が「自己表現(配点20%)」です。
10分間のプレゼンと質疑応答。ここで語るべき「中学校生活で頑張ったこと」や「高校でやりたいこと」の土台は、中3の活動がメインになります。
「自分は何を強みに中3の1年間を過ごすか?」を春休み中に言語化しておくと、日々の生活に目的意識が生まれます。
「何をすればいいか分からない」という人のために、広島県の受験生向けの標準的なメニューを紹介します。
| 時間帯 | 内容 | ポイント |
| 午前 (2時間) | 英単語・計算・漢字 | 基礎の徹底。中1・2の総復習を終わらせる。 |
| 午後 (2時間) | 苦手科目の克服 | 広島県入試は「思考力」重視。図表の読み取り練習。 |
| 夜 (1時間) | 新学期の予習 | 最初の定期テスト範囲を教科書で先読み。 |
広島県の一般枠入試は「当日点:内申点:自己表現 = 6:2:2」です。内申点の比重が下がったように見えますが、上位校では内申点が「満点近い人同士」の争いになります。1点の評定の差が、当日の入試問題数問分の差になることを忘れないでください。
広島の街に桜が咲くこの時期、ライバルたちも一斉に動き出します。
でも、焦る必要はありません。まずは「中3の評定は3倍!」という呪文を胸に、目の前の教科書の1ページをめくることから始めましょう。
広島県入試は、最後まで諦めなかった人が勝つ仕組みになっています。
この春休みの「ちょっとした頑張り」が、1年後の志望校合格へと繋がる最短ルートです。
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私が指導させていただく際には、答えをすぐに教えることはありません。それであれば解答を見たり最近だとAIに聞いたりしたらよいからです。「この問題はまず何から考えないといけないか?」から始めて回答方法をパターン化することで応用力をつけるために必要だと考えますので、回りくどいと思われるかもしれませんがいずれ1人で解くための力を皆様にはつけていただきたいです。