広島県の公立高校入試では、従来の「面接」に代わり、「自己表現」と呼ばれる新しい形式の選抜方法が導入されています。
この自己表現は、学力検査だけでは測ることが難しい、生徒一人ひとりの個性や主体性、考え方を評価することを目的とした制度です。
自己表現の内容は生徒によって千差万別で、「これが正解」という明確な型はありません。そのため、不安を感じる中学生や保護者の方も多いのではないでしょうか。
本ブログでは、自己表現に取り組むうえで参考になる考え方やポイントを整理し、少しでも対策のヒントをお伝えできればと思います。
従来の面接は、面接官からの質問に答える「受動的」な形式が中心でした。しかし、自己表現では、生徒自身が主体となって自分の考えや経験を発信する「能動的」なやり取りへと大きく変化しています。
自己表現では、
5分以内で自分が伝えたいことをまとめ、話しきる・表現しきる必要があります。
さらにその後、約3分間、自分が行った自己表現に対する質問があり、その受け答えも求められます。
大人であっても、5分間という限られた時間の中で「自分自身」について整理し、相手に分かりやすく伝えることは決して簡単ではありません。それを中学3年生が行うのですから、非常に高度な取り組みであり、挑戦そのものが大きな経験と言えるでしょう。
だからこそ、「上手く話さなければならない」と完璧を目指すよりも、「自分の言葉で伝える」ことが重要になります。
自己表現には明確な正解はありませんが、多くの学校・評価観点を踏まえると、入れておくと良い項目はいくつか存在します。
長所は具体的な行動や経験と結びつけて伝えましょう。
短所についても正直に話すことは大切ですが、そのままにせず、「どのように改善しようとしているか」という前向きな姿勢を示すことが評価につながります。
部活動、委員会活動、学習、習い事、趣味など、どの分野でも構いません。
大切なのは「何をしたか」だけでなく、「その経験を通して何を学び、どんな力が身についたのか」を言語化することです。
将来の夢が明確でなくても問題はありません。
「高校でどんなことを学びたいか」「そのために今どんな努力をしているか」を伝えることで、目的意識や意欲を示すことができます。
ここで特におすすめしたいのが、身につけた力を一言で表現することです。
例として、「リーダーシップ力」「継続力」「責任感」「協調性」など、自分の強みを端的な言葉にまとめることで、話の軸が明確になります。
自己表現では、話の内容だけでなく「伝え方」も重要です。
おすすめなのは、次の構成です。
結論 → 理由 → 具体例 → 結論
最初に「自分はどんな人間か」「何を伝えたいのか」という結論を示すことで、聞き手は話を理解しやすくなります。その後に理由や具体的な経験を述べ、最後にもう一度結論を述べることで、印象に残りやすい自己表現になります。
この構成を意識するだけでも、話の分かりやすさは大きく変わります。
広島県公立高校入試における自己表現は、単なる試験対策ではなく、自分自身を振り返り、言葉にする貴重な機会です。
受動的に答える面接とは異なり、主体的に自分を伝える力が求められます。そのため、早めに準備を始め、自分の経験や考えを整理することが何より重要です。
完璧な内容を目指す必要はありません。
大切なのは、「自分は何を頑張ってきたのか」「これからどうなりたいのか」を、自分の言葉で誠実に伝えることです。
自己表現を通して得た経験は、高校生活、その先の進路選択においても必ず役に立ちます。ぜひ前向きに取り組み、自分らしい自己表現を完成させてください。
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こんにちは!広島東・福山エリアにある南蔵王校の教室長、宮本と申します。 福山の高校入試と中学入試に、生徒と先生一丸となって取り組んでいます。 共に成長して楽しく学習を出来る教室を目指しています! 私の座右の銘は、「一期一会」。今の時間と出逢いを大切にしています!