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2月。中3生はまさに受験シーズンの真っ只中ですが、新中学3年生(現中2生)の皆さんにとっても、実は「勝負のゴング」が鳴る時期であることを知っていますか?
近年、福岡県の公立高校入試は大きな変化を遂げています。その中心にあるのが、2019年度から導入が始まった「特色化選抜」です。
「まだ部活も引退していないし、受験勉強は夏からでいいよね」 もしそう考えているなら、それは非常に危険です。
なぜなら、志望校合格の切符を左右する戦いは、4月の始業式、もっと言えば「1学期の最初のテスト」から始まっているからです。
今回は、福岡県の特色化選抜の仕組みと、新学期に向けた戦略を徹底解説します。
まず、特色化選抜について正しく理解しましょう。 これは一般入試(3月)や推薦入試(2月上旬)に先駆けて、1月下旬に行われる入試形態です。
最大の特徴は、「学力試験(5教科のペーパーテスト)が原則ない」ことです。
では、何で評価されるのか。それは、「調査書(内申点)」と「面接・作文・実技」です。
特に重要なのが内申点です。各高校が「内申合計〇〇点以上」といった出願条件を提示しており、その基準を満たしていなければ、土俵に上がることさえできません。
早い段階で合格を決められるメリットは大きいですが、その分、「3年生の通知表」という高い壁を乗り越える必要があるのです。
「内申点は3学期に頑張れば上がる」……これは大きな誤解です。 福岡県の公立高校入試に提出される調査書には、3年生の1学期・2学期の成績が大きく影響します。
内申点は、主に以下の3つの要素で構成されています。
①定期考査の点数(中間テスト・期末テスト)
②提出物(ワーク・ノート・レポート)の精度と提出状況
③授業態度(発言、関心・意欲・態度)
注目すべきは、3年生になって最初の評価がつくのが「1学期」であるという点です。
2学期に挽回しようと思っても、1学期の評価が低いとその差を埋めるのは容易ではありません。
ここで、現在の公立中学校のスケジュールに潜む「罠」についてお話しします。
近年、働き方改革や行事の都合により、1学期の中間テストを廃止し、期末テスト1回のみにする中学校が増えています。
これが何を意味するか分かりますか? 「たった1回のテストの結果が、1学期の内申点のすべてを決めてしまう」ということです。
もしその1回で失敗してしまったら、その科目の内申点は「3」や「2」になり、特色化選抜の出願資格を失う可能性もあります。
1学期の期末テストは、単なる定期テストではなく、「人生を左右する入試の一次審査」と言っても過言ではないのです。
特色化選抜での合格を目指すなら、戦略を「逆算」して立てましょう。
1月: 特色化選抜で合格内定!
12月: 内申点が確定。出願。
6月: 1学期期末テスト(ここが最初の勝負!)
2月〜4月: 1学期テストに向けた準備期間
つまり、2月から今のうちに対策を始めることこそが、特色化合格への第一歩なのです。
新学期が始まってから教科書を開くのでは遅すぎます。前の学年の復習を終わらせ、3年生の内容を先取りしておくことで、余裕を持って提出物やテスト勉強に取り組むことができます。
では、具体的にどう動くべきか。攻略のための3か条を伝授します。
主要5教科(国・数・英・社・理)にばかり目が行きがちですが、内申点は9教科45点満点です。
音楽・美術・保体・技家も同じ「1」の重みを持っています。副教科で「5」を稼ぐことが、合計点底上げの鍵です。
テストの点数が良くても、ワークの空白があったり、期限に遅れたりすれば評価は「3」止まりです。新学期が始まった瞬間から、提出物の丁寧さとスピードに命をかけてください。
3年生の1学期に習う内容は、数学の「展開・因数分解」や英語の「現在完了形」など、つまずきやすい単元が目白押しです。今のうちに塾を活用して予習を済ませておけば、学校の授業が「復習」になり、挙手や発言といった授業態度でも高い評価を得やすくなります。
「2月から受験勉強なんて早すぎる」と感じるかもしれません。しかし、特色化選抜で1月に合格を勝ち取った先輩たちは、口を揃えてこう言います。 「あの時、1学期の内申を死守しておいて本当に良かった」と。
早く動き出した分だけ、選択肢は広がります。自分一人では何から手をつければいいか分からない、という方は、ぜひ当塾にご相談ください。
君の志望校合格に向けた物語は、もう始まっています。一緒に最高のスタートを切りましょう!
福岡北エリア東郷校教室長。福岡教育大学教育学部出身。勉強を楽しく!を目指しています。 楽しく勉強するためには、「できた!」の喜びが重要です。小さな「できた!」を積み重ねていくうちに、最初はとてもできないと思っていたことが達成できるようになります。昨日のできなかったを今日のできたに変える教育を目指して日々奮闘しています。