2025.10.10
北極と南極の知られざる違いとは?
まずはご相談ください!
○はじめに
皆さんはよく「北極よりも南極の氷が溶ける方が地球温暖化の関係上すごくまずい」ことや、「南極は六大陸に入っているのに北極はなぜ六大陸に入ってないのか」などの話を理科や社会の授業で聞いたことはありませんか?
じつは南極と北極の違いや謎は皆さんの知っている以上に深く、そしてたくさんあるのを知っていますか?今回はそんな北極・南極の謎と今抱えている問題をいくつかご紹介していこうと思います。
○北極と南極の主な違いって?
ではまず北極と南極の主な違いについてお話していきましょう。
北極と南極についての大きな違いについては以下の通りです。
1、標高
- 北極:海上に氷が浮かんでいるだけなので、標高はありません。
- 南極:氷に覆われた大陸の平均標高が約2,200mにも達し、地球上で最も標高が高い大陸です。
2、地形
- 北極:北極海という海上に、厚い氷が浮かんでいる地域です。
- 南極:広大な「南極大陸」という陸地があり、その上を厚い雪と氷が覆っています。
3、気温
- 北極:海上の氷は比較的薄く、海からの影響を受けやすいため、南極ほど極端な寒さにはなりません。
- 南極:広大な大陸陸上であること、そして非常に厚い氷に覆われていることから、空気が温まりにくく、北極よりも平均気温が低くなります。
よく考えると、南極には観測基地というものがいくつかありますが、北極に観測拠点を置いて定点観測をしている国はあまり聞きませんね。(南極で有名な場所ですと昭和基地などがありますが…)もしかすると、同じ極地でも海上にある北極は滞在には安定しづらくおまけにガリンコ号などのドリルで掘削しながら周りを回らなくてはならないため、移動手段的にも地学的にも困難なことがよくわかりますね。
4、生息する動物
- 北極:ホッキョクグマ(シロクマ)が生息しています。
南極:ホッキョクグマはいません。ペンギンは南半球に生息しており、特に南極大陸周辺に多くいます。
5、地図上の表記
- 北極:海上なので陸地としては地図に描かれませんが、北極点は地球儀や地図の北端に位置します。
- 南極:氷の下に陸地(南極大陸)があるため、地図や地球儀に陸地として描かれます。
やはり北極は海上としての扱いなんですね。しかしなぜわざわざ陸地の多い南極大陸に拠点を置かずにいつ溶けるかもわからない危ない北極海上の分厚い一枚氷の上に拠点を置くのでしょうか。これは気温以外にも何か関係がありそうですね。興味深いです。
では次に、知られてそうで知らない南極と北極の謎について一緒に見ていきましょう。
○北極と南極のちょっとこわーい(?)こんな謎
○北極の謎
-
海底の未知の地形
北極海の下にはまだ詳しく調査されていない海底山脈や海盆が広がっています。ロモノソフ海嶺などが有名ですが、どの国の大陸棚に属するかという問題もあり、科学的にも政治的にも謎が残っています。
-
気候変動による氷の減少速度
北極の氷は年々薄くなっていますが、そのスピードが予測を超えており、今後どのように変化していくか、正確にはわかっていません。氷が消えると地球全体の気候にどう影響するかも未解明です。
-
北極点の磁場移動
地球の磁北極はカナダからシベリア方向へ移動しています。その理由や速度変化の背景は、地球内部のダイナモ作用に関わる大きな謎です。
○南極の謎
-
氷床の下の隠された湖と地形
南極大陸の氷の下には「ボストーク湖」などの巨大な淡水湖があり、数百万年もの間、外界と隔絶されています。そこに未知の微生物や独自の生態系が存在する可能性があります。
-
古代の気候記録
南極の氷は過去数十万年以上の大気を閉じ込めており、それを分析することで地球の古代気候が分かります。しかし氷床の最も古い部分(数百万年前相当)はまだ掘削されていません。
-
隠された大陸地殻
南極の氷がすべて溶ければ、大陸の真の姿が現れます。氷床下には山脈や峡谷が存在し、古代の地形や地殻運動の痕跡が眠っていると考えられています。
-
氷床の安定性
南極西部の氷床は「ドミノ倒し」のように崩壊する可能性があるとされますが、いつ・どれくらいの規模で進むのかは予測困難です。
なるほど、北極にも南極にもまだまだ沢山の謎が隠されているんですねぇ。
○まとめ
結論をまとめると、北極にも南極にも人類の知らない地球上の、または宇宙科学においても知られていない謎がたくさんあるということです。今もたくさんの観測員、地質学者、また地球の誕生までさかのぼって推察をしている哲学者もいたりします。
皆さんもまだまだ知らない地球の極地の話、知らない人に自慢してみてはいかがでしょうか?
まずはご相談ください!
この記事を書いた人
-
馬田 拓海
-
元教員としての経験を生かして 私は社会人になってから昨年度までの3年間、福岡県の各地にある中学校の社会科講師をしておりました。より良い指導を行い、卒業した時の生徒の「ありがとう」を糧に、未熟ではありますが全力で挑ませていただきます。よろしくお願いいたします。