中学生にとって、志望校合格への道を切り拓くためには「現在の学力を正確に知ること」が非常に重要です。そのため、多くの生徒が定期テストや塾内テストに加え、外部模試も活用しています。特に広島県内では「全県模試(広島県全県模試)」が多くの中学生に受験されており、高校受験に向けた準備に欠かせない存在となっています。
しかし一方で、「受けっぱなしになっている」「結果を見て落ち込むだけ」という声も聞かれます。この記事では、広島県全県模試をどう活用すればいいのか、振り返り方から日々の勉強への生かし方まで、具体的にご紹介します。
「広島県全県模試」は、広島県内の中学生を対象とした、入試形式に限りなく近い内容で行われる大規模な公開模試です。教科は国語・数学・英語・理科・社会の5科目で、出題範囲や問題構成は、広島県の公立高校入試をベースに作られており、実戦に近い環境で自分の学力を測ることができます。
この模試の大きな特徴は、以下の3点です。
●現在の実力を客観的に把握できる
学校や塾内のテストとは異なり、広い母集団の中での自分の位置づけ(偏差値・順位)が明確になります。
●志望校の合格判定が得られる
成績に基づいた志望校別のA〜D判定が表示され、目標校への到達度が一目で分かります。
●出題傾向に慣れ、受験のシミュレーションができる
本番と同じ時間配分での試験は、「受験慣れ」のためにも非常に効果的です。
また、模試は年に数回実施されるため、学習の進捗や苦手の克服度を継続的にチェックできるペースメーカーとしても活用できます。中3夏以降は特に精度が高まり、本番での出題傾向とのズレも小さくなるため、多くの生徒にとって非常に重要な指標となります。
ただし、この全県模試を最大限に活用するには、「受けた後」が肝心です。
「とりあえず受けて、結果だけ見て終わり」「判定が悪くて落ち込んだまま放置」――そんなふうに“受けっぱなし”になってしまうと、模試の意味は半減してしまいます。
模試の本当の価値は、結果から課題を見つけ出し、次の学習へつなげることにあります。
理想の流れ ➡ 模試を受ける → 結果を分析 → 弱点を特定 → 解き直し&対策 → 学習計画の修正
この流れを意識すれば、模試を受けるたびに実力アップに直結します。

さて、模試の結果で最も気になる部分のひとつが「志望校判定」です。A~Dまでの判定が出ますが、これはあくまで「模試時点の学力と、過去の合格者データをもとにした目安」にすぎません。特に夏時点では、判定の受け止め方と今後の行動が非常に重要になります。
●A判定(80%以上の合格可能性)
現状: 志望校合格の可能性が非常に高いとされる判定です。主要教科の得点が安定しており、模試全体でミスが少ない状態。
✅夏時点でA判定が出ている場合、その志望校を「安全圏」と捉えがちですが、慢心は禁物です。
✅入試は最後まで何が起こるかわかりません。他の受験生も今後成績を伸ばしてきます。
✅夏以降は「合格ラインを上回る余裕をさらに広げる」ことを意識し、苦手単元の補強や、入試形式の演習に力を入れましょう。
●B判定(60〜79%の合格可能性)
現状: 合格圏内に入ってきたという段階。ただし、「あと一歩」が足りない科目・単元がある場合が多い。
✅B判定は最も合格に近いチャレンジ圏です。夏の頑張り次第で、A判定も十分射程圏内。
✅県の出題傾向に合わせた問題演習を意識的に増やし、確実に点を取りにいける単元を増やしましょう。
✅特に苦手科目にメスを入れることで、偏差値全体を底上げできます。
●C判定(40〜59%の合格可能性)
現状: 合格には届いていないが、現時点では現実的に挑戦の価値あり。得点のバラつきが大きいケースも。
✅C判定の生徒は、夏の過ごし方で大きく状況が変わる層です。
✅単なる復習にとどまらず、「何を伸ばせば偏差値が5上がるか」を具体的に戦略立てることが大切です。
✅重点的に取り組むべきは、失点が多かった教科の「頻出単元」。たとえば数学の文章題、英語の長文など、入試に頻出で得点源にできる単元の強化が合格への鍵となります。
●D判定(20〜39%の合格可能性)
現状: 合格にはまだ距離がある状態。複数の教科で基礎の理解が不足しているケースが多い。
✅D判定でも、この夏で逆転は可能です。ただし、現実を受け止め、今すぐ具体的な対策を始める必要があります。
✅まずは主要3教科(英数国)の基礎を徹底的に見直し、「模試で3割しか取れない科目」を「5割取れる科目」に引き上げるのが現実的な目標です。
✅志望校は現段階で複数設定しつつ、「第一志望は挑戦校・第二志望は実力相応校・第三志望は安全校」というように、志望校の組み合わせを一度見直すことも有効です。
では、模試を受けた後の1週間をどのように使えばよいのでしょうか。以下のような流れをもとに、具体的な取り組み内容を詳しく解説します。
・解き直し(所要時間:60〜90分)
全教科を見直し、間違えた問題に再挑戦します。この際、模試当日の解答用紙を使って、「自分の書いた答え」「その理由」「思考過程」を丁寧に確認してみましょう。これにより、どこでミスが起きたのかを明確にできます。
・苦手分析(30〜60分)
間違えた問題を単元ごとに整理し、「知識不足」「理解不足」「問題演習不足」のいずれに該当するかを分類します。これにより、次に重点的に取り組むべき内容が明らかになります。
・ノートにまとめる
特に重要な間違いや理解不足だった箇所については、「問題の要点」「間違えた理由」「正しい解き方」「次に注意すべき点」などをノートにまとめましょう。入試直前の復習にも活用できます。
・類題演習(60分×教科ごと)
各教科の苦手単元に対応した問題をピックアップし、実際に解いてみましょう。問題集や塾の教材を活用して、応用問題や形式の異なる問題にも挑戦します。
・再テスト形式で解く
予備の問題を使って再テストや、間違えた問題のみで「ミニ模試」として再テストを行うのも有効です。タイマーで制限時間を設けることで、本番力も鍛えられます。
・学習計画の見直し(30分)
模試を通じて見つけた課題を、今後の学習スケジュールに反映させましょう。単元別に「今月強化するポイント」「次の模試までに克服したい内容」などを明確にし、計画的に進めていきます。
・モチベーションの整理
志望校合格に向けた目標を再確認し、「なぜ頑張るのか」を明確にしておくことも忘れずに。壁に貼る「目標宣言」なども効果的です。
このサイクルを定着させることで、「模試→振り返り→学習改善→成果アップ」の好循環が生まれます。時間が足りない場合でも、解きなおしだけは必ず取り組んでください!
中学3年生の夏から秋にかけて、模試や演習テストが頻繁に行われます。これらは単なる「成績を確認するテスト」ではありません。模試の真の価値は、自分の課題に気づき、それにどう向き合うかを教えてくれることにあります。
毎回の模試を通して、自分の現在地を客観的に把握し、「次にやるべきこと」が明確になる。そうして対策を積み重ねることで、本番での自信と力につながっていきます。
模試は、合否を決めるのではなく、合格を近づけるための道しるべです。この夏、広島県の全県模試を最大限に活用し、志望校合格への第一歩を踏み出しましょう。
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