英単語 as は、高校英語において非常に頻出でありながら、多くの学習者が苦手とする語の一つです。
文法問題では「この as はどの意味か」と問われて迷うことが多く、長文読解においても、正確に訳せずに文全体の意味を取り違えてしまう原因になりがちです。
その理由は、as が単なる一つの意味を持つ語ではなく、「時」「理由」「様態」「比較」など、文脈によって多様な役割を果たすためです。
一見すると同じ形で現れるため、表面的に処理しようとすると混乱しやすく、「なんとなく」で読み進めてしまうケースも少なくありません。
しかし、as には共通するコアイメージがあり、それを理解すれば、それぞれの用法をバラバラに暗記する必要はなくなります。
本稿では、as の品詞や用法を整理しながら、その根本にある意味を押さえ、さらに頻出の表現まで体系的に解説していきます。
as は主に次の品詞で使われます。
・接続詞(最も重要)
・前置詞
・副詞
・代名詞的用法(関係代名詞に近い働き)
◆ 原義(コアイメージ)
「同じように・同時に・比例して」
つまり、「何かと何かを並べて関係づける」イメージが核にあります。この「並行・一致」の感覚から、さまざまな意味が派生しています。
①「〜のように」(様態)
Do as I say.
(私が言うようにしなさい)
②「〜するとき」(時)
As I was walking, I saw him.
(歩いているとき、彼に会った)
③「〜なので」(理由)
As it was raining, we stayed home.
(雨が降っていたので家にいた)
④「〜するにつれて」(比例・変化)
As you get older, you become wiser.
(年を取るにつれて賢くなる)
⑤「〜にもかかわらず」(譲歩)
Young as he is, he is very smart.
(若いが、とても賢い)
「〜として」
He works as a teacher.
(彼は教師として働いている)
※ like(〜のような)との違い
as:実際の立場
like:似ているだけ
「同じくらい」
She is as tall as her brother.
(彼女は兄と同じくらい背が高い)
Such people as you are rare.
(あなたのような人は珍しい)
As is often the case, he was late.
(よくあることだが、彼は遅刻した)
as ... as(同じくらい)
as soon as(〜するとすぐに)
as long as(〜する限り)
as far as(〜する限りでは)
as well as(〜だけでなく)
such as(例えば)
as if / as though(まるで〜のように)
as for(〜に関しては)
as usual(いつものように)
as は「並べて関係づける語」
同じように → 様態
同時に → 時
並行して → 比例
同じ立場で → 「〜として」
as は「意味を暗記する単語」ではなく、文の中で役割を判断する単語です。
重要なのは:接続詞か前置詞かを見抜く、文脈で意味を判断する、構文をまとめて覚える
このように、as は一見シンプルですが、英語の「関係性」を表現する非常に本質的な単語です。
そしてその重要性ゆえに、模試や大学入試においても非常に頻繁に出題される語でもあります。
特に長文読解では、as の解釈一つで文全体の意味が変わることもあり、文法問題でも用法の判別が問われることが少なくありません。
だからこそ、「なんとなく」で済ませるのではなく、コアイメージを軸にして整理し、確実に使いこなせるようにすることが大切です。
次の文の as の意味として最も適切なものを選びなさい。
(ア:時 イ:理由 ウ:様態 エ:比例 オ:譲歩 カ:前置詞)
① As I was tired, I went to bed early.
② Do as I tell you.
③ As time went by, he became famous.
④ Young as he is, he knows a lot.
⑤ He works as a doctor.
⑥ As I was leaving the house, it started to rain.
【解答】
① イ ② ウ ③ エ ④ オ ⑤ カ ⑥ ア
① As technology advances, the way we communicate continues to change.
② As he had no experience, he found the task more difficult than expected.
③ Tired as she was, she continued working until midnight.
④ As is often the case with young people, he underestimated the importance of time.
⑤ He spoke as if he had witnessed the event himself.
【解答・解説】
① 技術が進歩するにつれて、私たちのコミュニケーションの方法は変化し続けている。
→ 比例
② 彼は経験がなかったので、その仕事を予想以上に難しく感じた。
→ 理由
③ 彼女は疲れていたが、それでも真夜中まで働き続けた。
→ 譲歩(倒置)
④ 若者によくあることだが、彼は時間の重要性を過小評価していた。
→ 関係代名詞的用法
⑤ 彼はまるで自分でその出来事を目撃したかのように話した。
→ as if
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