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新学年が始まる4月。このタイミングで、多くの受験生が「今年は頑張ろう」と思います。しかし、現場で生徒を見続けていると、ある事実に気づきます。それは、この時点で“伸びる生徒”と“伸びない生徒”はほぼ分かれているということです。
これは決して能力差ではありません。むしろこの段階では学力差よりも、「勉強に対する考え方」と「行動の設計」の差の方が圧倒的に大きいです。
多くの生徒が勘違いしているのは、「頑張れば伸びる」という考え方です。しかし実際には、間違ったやり方で頑張るほど、むしろ伸びなくなるという現象が起きます。
だからこそ、この時期に必要なのは“やる気”ではなく、“正しいやり方の理解”です。
人は一度できた生活リズムを簡単には変えられません。これは意志の問題ではなく、脳の構造的な問題です。つまり、「その日やるかどうか」を毎回判断している時点で、すでに負けています。
4・5月でやるべきことは、勉強の量を増やすことではありません。「やるかやらないかを考えない状態」を作ることです。
例えば「17時になったら勉強する」というルールを決める。この時点で意思決定が消えます。人は選択があると迷い、迷うと行動しなくなります。
逆に、時間が固定されている人は「やるのが当たり前」になります。この差は小さく見えて、1ヶ月後には大きな差になります。
勉強が続かない人には共通点があります。それは、「何をすればいいか分からない状態」で勉強を始めていることです。
その結果、「とりあえずできそうなこと」をやります。例えば簡単な問題や、見覚えのある単元です。これは一見効率的に見えますが、実際には成長につながりません。
なぜなら、人は“できること”では伸びないからです。成長は常に「少し難しいこと」に挑戦したときに起きます。
多くの生徒が「分かったつもり」で止まっています。解説を読んで納得するのは「理解」です。しかしテストで求められるのは「再現」です。
何も見ずに、自分の力で同じ問題を解けるか。これができて初めて“できる”と言えます。
「分かった」と思った瞬間が、一番危険です。
この段階で止まると、テストでは解けません。
人は「間違えたとき」に最も記憶が残ります。このタイミングで正しい情報を上書きすると、記憶の定着率が大幅に上がります。
さらに、時間を空けてもう一度解くことで「思い出す力」が鍛えられます。これはテスト本番でそのまま使う能力です。
つまり、解き直しは“理解+記憶+再現”を同時に鍛える行為です。
毎日個別塾5-Daysでは、「特別なことをやる」ことは重視していません。それよりも、正しいやり方を“毎日”繰り返すことを大切にしています。
多くの生徒は、やり方が分かっていても続きません。そのため、環境として「毎日やる状態」を作ることに価値があります。
“継続できる仕組み”こそが最大の武器です。
ここまでで、「なぜやり方が重要なのか」は理解できたと思います。ただ、実際に動けなければ意味がありません。ここからは、現場で結果が出ているやり方を、できる限り具体的に落とし込みます。
まず、最も重要なのは「いつやるか」を固定することです。おすすめは帰宅後すぐです。ここを逃すと、そのままダラダラして終わります。
具体的には以下の流れです。
16:30 帰宅
16:45 勉強開始
17:15 学校内容の復習(30分)
17:45 ワーク演習(30分)
18:15 解き直し(30分)
18:45 終了
この流れで重要なのは、「解き直しが最後に入っていること」です。多くの生徒はここを飛ばしますが、ここが一番価値のある時間です。
数学で多いのが、「解説を見れば分かるのに、自分では解けない」という状態です。これは理解が浅いのではなく、「手順として記憶できていない」状態です。
解決方法はシンプルで、同じ問題を時間を空けて3回解くことです。1回目は理解、2回目は再現、3回目で定着します。
ここで大事なのは、「見ずに解く」ことです。見ながら解いている限り、再現力はつきません。
英語が伸びない生徒は、ほぼ例外なく「単語」と「音読」が不足しています。文法ばかりやっても、土台がなければ意味がありません。
具体的には、単語30〜50語を毎日、音読5回を継続するだけで大きく変わります。
ここで重要なのは、「1日で覚え切ろうとしない」ことです。繰り返し触れることで定着します。
国語は感覚で解けると思われがちですが、それでは安定しません。重要なのは「根拠」です。
正しい選択肢には必ず本文中に根拠があります。なぜその答えになるのか説明できる状態を目指します。
理科・社会は「一気にやる」人が多いですが、それでは定着しません。短時間でもいいので毎日やる方が圧倒的に効率がいいです。
1日15分を毎日が最も効果的です。
成績が伸びる生徒は、「できなかった理由」を考えます。一方で伸びない生徒は、「できなかったこと」をそのままにします。
例えば、間違えたときに「分からなかった」で終わるのではなく、「どこでミスしたのか」を言語化できるかどうかが重要です。
“原因を言える=次は直せる”ということです。
保護者の関わり方も結果に大きく影響します。結果が出る家庭は、「やれ」と言いません。その代わり、環境を整えています。
・決まった時間に声をかける
・スマホ管理をする
・結果ではなく行動を見る
環境が変われば行動が変わり、行動が変われば結果が変わります。
ここまで読んでいただいた通り、特別なことは一つもありません。ただし、この「当たり前」をやり切れる人は少ないです。
4・5月で差をつけるか、追われる側になるかは、今の行動で決まります。
5-Days新涯校では、学習を通して、「人やものを大切にする」「最後まで粘り強く取り組む」ことができるように、日々運営しております。 学習面でも、学校の授業対策、定期テスト対策、受験対策など、1人1人の目標達成のためにカリキュラムを設定し、授業を行います。「テストの成績が下がってきた」「家で勉強しない(宿題しかしない)」「どう勉強したらいいか分からない」などのご不安を、ぜひお気軽にご相談ください。また、開校時間内はいつでも自習利用が可能です。ぜひご活用ください。 皆様とお会いできた「ご縁」を大事に、生徒ひとりひとりの目標実現のために、精一杯取り組ませていただきます。 無料体験、学習相談を随時受付しております。まずはお気軽にお問い合わせください。