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「昨日は覚えていたのに、もう忘れてる…」
最近、そんな声をよく聞きませんか?
塾や学校でも、「覚えたはずなのにテストになると出てこない」という子が増えています。
実はこれ、単なる“やる気”や“集中力”の問題ではなく、時代の変化による脳の使い方の違いが関係しているんです。
今の子どもたちは、生まれた時からスマホやタブレットに囲まれています。
知りたいことはすぐに検索できて、答えを見つけるスピードは大人以上です。
でもその一方で、「覚えなくても調べればいい」という安心感から、脳が“長期記憶として残す必要がない”と判断してしまう傾向があります。
つまり、「覚える力が落ちた」のではなく、脳の働き方が変わったのです。
昔のように「何度も繰り返して覚える」より、短時間で多くの情報を処理する“浅く覚える”タイプに進化しているというわけです。
SNSや動画など、毎日ものすごい量の情報に触れる環境では、
一つひとつをじっくり理解する時間がとりにくくなっています。
その結果、「深く考える」「自分の言葉で説明する」という機会が減り、
記憶の定着がしづらくなっているんです。
テスト前に一夜漬けで頑張っても、数日後にはすっかり忘れてしまう子が多いのもこのせい。
これは集中力の問題ではなく、記憶を定着させる“余白”が足りないのです。
記憶を定着させるには“詰め込み”ではなく“理解して使う”ことが大切。
そのためにおすすめなのが、次の3ステップです。
1. 理解する:「なぜそうなるのか」を自分の言葉で説明できるようにする。
2. 体験する:演習や実験、図や動画などで実際に手を動かして確かめる。
3. 復習する:1日後・3日後・1週間後に繰り返し確認する。
たとえば数学なら、公式をただ暗記するのではなく、「どうしてこの式になるのか」を自分で導いてみる。
理科なら、動画や身近な観察を取り入れて「自分で確かめる」。
社会なら、ニュースや地図と結びつけて「自分の言葉」でまとめてみる。
この「理解→体験→復習」の流れができると、短期記憶が自然と長期記憶に変わっていきます。
覚えたことをしっかり定着させるには、仕組みづくりも大切です。
おすすめは「間隔をあけて復習する」こと。
たとえば1週間ごとに復習を入れるだけで、記憶の定着率がグッと上がります。
また、授業中に生徒同士で説明し合う「リレー解説」も効果的。
人に説明することで、頭の中で知識を再整理でき、より強く記憶に残ります。
今の子どもたちは、“検索の達人”ですが、“記憶の達人”ではありません。
だからこそ、塾や家庭学習では「覚える勉強」から「使える勉強」へ切り替えることが大切です。
公式や用語を、理解して・使って・説明できるようにする。
それが、現代の子どもたちにとっての“忘れない学び方”です。
暗記だけに頼らず、考える力と記憶力を同時に育てる。
そして、友達と教え合いながら知識を再構築していく。
そんな“定着力”を育てる学びを、毎日個別塾5-Daysで始めてみませんか?
海上自衛隊、事務、現場仕事を経て塾講師になった職歴が変わった37歳(まもなく38歳)独身塾講師。幅広く非常に浅い知識・技能があるため、他の教室からドアの修理やエアコンの故障確認…と学習面以外の助言もできる職歴以外も変わった人。最近はナポリタン作りを極めようと奮闘中。私も最近は物覚えが悪くなったな…スマホ世代の脳ではない老化に悩んでます。