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「子どもにお手伝いをさせると、勉強の時間が減ってしまうのでは?」 そんなふうに思ったことはありませんか?実は最近の研究や教育現場の声から、お手伝いをする子どもは、学力や成績にも良い影響を受けやすいということがわかってきました。
先日実施した5-Daysのアンケートでも成績上位帯の生徒は週3~4回以上のお手伝いを実施している傾向が出ました。私自身もお手伝いをしていた期間は成績がよく、成績が悪かった期間はお手伝いをするのが億劫でサボっていた経験があります…。
この記事では、「なぜお手伝いが学力向上につながるのか?」という疑問に、科学的・教育的な視点からお答えします。
オーストラリアのラトローブ大学の研究によると、家庭内でお手伝いをする子どもは、実行機能(executive function)が高まる傾向があるといいます。実行機能とは、以下のような能力を指します。
・計画を立てる力
・注意を持続する力
・衝動をコントロールする力
・作業を順序立ててこなす力
これらは、まさに勉強に必要なスキルそのもの。たとえば、宿題を計画的に進めたり、テスト勉強をコツコツ続けたりするためには、実行機能が不可欠です。
お手伝いを通じて「どうすれば効率よく終わるか」「次に何をすべきか」を考えることで、自然とこの力が鍛えられていくのです。
教育評論家の親野智可等さんも、「お手伝いは子どもの自己管理力を育てる」と述べています。 たとえば、毎朝のゴミ出しや、夕食後の食器洗いなど、日々のルーティンを任せることで、時間感覚や責任感が身につきます。
これは、勉強においても大きな武器になります。 「やりたくないけど、やらなきゃいけないことをやる」 この感覚を小さいうちから体験しておくことで、宿題やテスト勉強にも前向きに取り組めるようになるのです。
お手伝いには、正解が一つではない作業が多く含まれます。たとえば、洗濯物を干すときに「どこに干せば早く乾くか」「どうすればシワにならないか」を考えることは、まさに問題解決のプロセスです。
こうした経験を積むことで、子どもは自分で考えて行動する力を身につけていきます。これは、算数の文章題や理科の実験など、思考力を問われる教科で大きな力を発揮します。
「ありがとう」「助かったよ」と声をかけられることで、子どもは「自分は役に立っている」という実感を得ます。 このような経験は、自己肯定感を高めるうえで非常に重要です。
自己肯定感が高い子どもは、失敗を恐れずに挑戦する傾向があり、学習意欲も高まりやすいといわれています。 つまり、お手伝いは「勉強の邪魔」どころか、「勉強を前向きにする土台」になるのです。
年齢に応じたお手伝いを、無理なく取り入れるのがポイントです。
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年齢 |
おすすめのお手伝い |
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幼児 |
おもちゃの片付け、テーブル拭き |
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小学生 |
洗濯物たたみ、配膳、掃除 |
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中学生 |
料理の手伝い、買い物、家計管理の一部 |
大切なのは「完璧にやらせること」ではなく、「任せてみること」。 失敗しても叱らず、「ありがとう」「助かったよ」と感謝の言葉を伝えることで、子どもは自信を持って取り組むようになります。
5-Daysでも『毎日承認』をテーマにお子様の行動はもちろん、存在を承認しお子様が自信をもって様々な事柄に挑戦できるよう日々コミュニケ―ションをとりながら指導にあたっています。
お手伝いは、単なる家事ではありません。 それは、子どもの非認知能力(思いやり・粘り強さ・自己管理力など)を育てる最高の教材です。
そして、これらの力は、テストの点数や通知表の評価にもつながっていきます。 「勉強しなさい」と言う前に、まずは「お手伝いお願いできる?」と声をかけてみてはいかがでしょうか。
5‐Days段原校 教室長 両親ともに最寄りの段原中学校出身。 モットーは凡事徹底。継続は力なり。 当たり前の事を当たり前にする。それを他の人が止めても尚継続する。そうすればそれはその人の武器になると思います。 一緒に頑張っていきましょう!